ご挨拶
第13回日本ロービジョン学会学術総会
名誉会長 小林 義治
(帝京大学医療技術学部視能矯正学科長)
会長 郷家 和子
(帝京大学医療技術学部視能矯正学科)
このたび、平成24年10月6日(土)、7日(日)の2日間東京で開催される第13回日本ロービジョン学会学術総会を担当させていただくこととなりました。今回は待ち望まれた4年ぶりの首都圏開催であり、参加されるより多くの方々のご期待に添うべく準備いたしております。
本学術総会のテーマは、「ロービジョンケアの最前線 〜より良き明日に向けて〜」です。多くのロービジョンの方々は「見えるようになること」を熱望されていますが、特別講演でその最新の研究成果を、大阪大学の不二門尚先生に「人工網膜と視覚リハビリテーション」、理化学研究所の高橋政代先生に「網膜再生による視機能回復」と題して御講演いただきます。視力の回復が「夢」ではなく「実現」へ踏み出していることから、新しいロービジョンケアについて示唆されるものと思います。
教育講演は「日本から世界に向けて発信:ロービジョンと共用品」と「障害福祉サービスとロービジョンケア」の2題を企画しております。財団法人共用品推進機構の星川安之先生には、よりよい共生の社会をめざしロービジョンの方々ばかりでなく、より多くの人々がともに利用しやすい製品・施設等のハード面の共用品と人的サービスによるソフト面の共用品の開発と標準化について、和洋女子大学の坂本洋一先生には現在の視覚障害サービスの再確認および普及とともにあるべきサービスについてお話しいただき、共生に向けて進化し続ける福祉情報を学ぶ機会にしたいと考えております。
また、シンポジウム「東日本大震災とロービジョンケア」は、支援に当たられた方々から、今後も継続されるべき支援内容やさらなる連携の取り組み方についてご提案いただきます。さらにチュートリアル・レクチャーでは、 今年、 ロンドンで開催されるパラリンピックの視覚障害者部門競技について、基礎的な知識の共有を目的としてお話しいただきます。
明るい近未来を展望しつつ、かつ元気が出る実り多い学術総会をめざしております。久しぶりの東京開催に、多くの皆さまがお越しくださることを心よりお待ち申し上げます。